【実録③】迎えた調印日、父の安心と家族信託の“本当のスタート”

~公証役場での調印式レポート~

前回の記事では、家族信託の契約内容を詰め
父も姉も納得のいく形になったところまでをお伝えしました。

(↓前回の記事はこちら)

 

 

今回は、いよいよ 公証役場での調印式
迎えた日の様子をレポートします。

 


公証役場へ向かう日

いよいよ正式な契約の締結日。

通常であれば、ともえみの司法書士が立ち会い
お客様の不安を取り除く役割を果たしますが
今回は私がその役目を担うことになりました。

委託者である父と
受託者である私
そして
第二受託者の姉の3人で
公証役場へ向かいました。

通常は第二受託者は行かなくてもいいのですが
今回、父の要望で同席しました。

父は少し緊張した様子でしたが
「これで本当に一安心できるな」とつぶやきながら
どこかホッとした表情も見せていました。

公証役場に到着。

ともえみの担当として受付を済ませた後
しばらく待合室で待機です。

その間に
私は父に改めて契約の流れを説明しました。

今回、私は受託者でもありますが
ともえみの担当としての役割があります。

通常のお客様が親族になるので
ちょっとした不明点や疑問を
遠慮なしに、ぶつけてきます。

1つ1つに答えていると
父も「なるほどな」と納得の表情を浮かべていました。

 


調印式の流れ

  1. ①公証人による契約内容の確認

    •  公証人の先生が、契約書の内容を一つずつ説明。

    •  事前に何度も打合せし
       説明を聞いていたので
       スムーズに進めることができました。

    •  父も時折「うんうん」うなづきながら
       聞いていました。

  2. ②本人確認と意思確認

    •  その後、本人確認と意思確認が行われます。

    • 「この契約内容で間違いないですね?」と公証人からの問いかけ。

    •  父は「はい、よろしくお願いします」と力強く答えました。

  3. ③署名・押印

    •  いよいよ正式な契約締結。

    •  父が契約書に署名、
       続いて、私も署名し、実印をおしました。

    •  これにより、信託契約が正式に成立しました。

    •  

調印式を終えて

すべての手続きが完了した後

父はホッとした表情を見せ
「やっとこれで肩の荷がおりたよ。
 いつ認知症になったも安心や」と笑っていました。

姉も「これで父の財産管理の不安がなくなった」と
安堵の表情を浮かべていました。

私自身も、家族信託の手続きを仕事として扱うことは多いですが
いざ 自分の家族のこと となると、 契約の時は少し緊張しました。

その後、
ほっとしたからか
空腹になった私たちは
孫たちもよんで
全員で焼肉を食べにいきました。

 


家族信託は家族の未来を守る手段

今回の経験を通して、 家族信託は単なる手続きではなく、
「家族全員の安心につながるもの」だと改めて実感しました。

父が 『自分の財産をどう管理するか』
しっかり決めたことで
家族全員が安心して日々を過ごせるようになります。

同じように「親の財産管理」に不安を抱えている方は
一度専門家に相談してみるのも良いかもしれません。

 


次回予告

無事に調印を終えた後、
実際の信託財産の管理がどのように進められるのか?

今後の運用や
父の気持ちの変化についてもレポートしていきます。

また次回、お楽しみに!

 

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